IKEDAMACHIYA FOLK MUSEUM 池田町屋郷土資料館
多治見市池田町は昭和19年に多治見市と合併するまでは可児郡池田村でした。
古代は可児郡七郷のうちの一部であり、また後の池田八郷の本郷でした。
それ以前は石器時代までさかのぼる歴史を持ち、石器時代の遺跡・古墳が存在する貴重な地域です。
中世では池田御厨として伊勢神宮の直轄領として、その後鎌倉時代後期には土岐源氏の一族により池田城が築城されたと言われています。
また池田五山と呼ばれる仏閣群も繁栄しました。
近世では中山道と東海道を結ぶ脇街道である下街道を中心として大いに繁栄しました。
繁栄は文化・経済にも及び、自由民権運動で有名な小池勇や名匠・野村作十郎・陶器商として
陶磁器輸出に貢献した三代目日比野新七を輩出しました。
このような歴史ある町の資料館として、歴史・市指定文化財の紹介、戦前戦後の生活用具や農具などの展示をしております。
基本情報
開催中のイベント
常設展示物
学芸員紹介
- 学芸員 秋田 桃子
- 2012年に一部上場企業の会社員から一転、ひとり息子を連れて岐阜県へ移住し介護施設に転職。日本髪を自ら結って着物でデイサービスに勤務。地域交流室の運営や施設利用者の送迎、看取りをさせていただく中、利用者さんやそのご家族、ボランティアさんから「生きる知恵」や「心の在り方」を学ぶ。このことを世界と未来に伝えたい!と2017年に施設を退職後、起業。同年、池田町屋郷土資料館の学芸員として採用される(月2回勤務)。
箪笥に眠る着物を巡らせるために『日本一ハードルの低い着付け講座』を考案。
国内外どこへでも出張するスタイルとし、技術だけではなく歴史や文化も伝えている。(オンラインも対応)
※2022年現在、国内外880名を超える実績
山登りや田植え、海水浴も着物。ドイツ・カナダ・オーストラリア・ハワイ・ニューヨークへ渡航時も風呂敷包みで出かけ、常時着物。民族文化の探求と心の交流がライフワーク。
日本三大山城のひとつ岩村城下町(岐阜県)にある江戸時代から続く古民家オーナーでもあり、重要伝統的建造物群保存地区の課題解決と地域の活性化にも取り組んでいる。
※月2回勤務。勤務日はFacebookにてお知らせします。
- 事務員 井澤 義雅
- 池田で生まれ、サラリーマン時代は少し離れ海外を含めた池田以外の空気を吸い、晩年は又戻って過ごす、そんな地元を大切にとの思いを強く持っている一人であります。
池田は1944年、可児郡から多治見市へ移行し、歴史の変遷を上手く説明する事も大事な要素です。
地元名士である、小池勇 村長が書いた『池田村役場 日誌』(原本は古文書)には自身の曽祖父の名前が載っていました。ほんの少しですが仕事ぶりが判り今迄父母からも親族からも教えて貰えなかった事実を知り感慨深かった想いがあります。
古墳時代から始まり“下街道”で栄えた街道、歴史を知って頂き、それに関連し受け継がれていく手助けが出来れば最高だと思っています。
公民館の役員を含めたメンバーと共に役員会を開催し、郷土資料館の企画運営を実施、一般財団法人として重要な『不特定多数の利益を守る活動を継続』事を意識して活動しております。
※週2日水曜日、日曜日勤務しております。